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2017
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えひめ国体

ラグビー成年男子 走ってつないで準優勝

2017年10月4日(水)(愛媛新聞)

【成年男子準決勝 福岡―愛媛】試合終了間際、渡辺がトライを決め17―14と逆転勝ちを決める=久万高原町ラグビー場

【成年男子準決勝 福岡―愛媛】試合終了間際、渡辺がトライを決め17―14と逆転勝ちを決める=久万高原町ラグビー場

準優勝の結果を観客に報告し、笑顔を見せる愛媛のメンバー=久万高原町ラグビー場

準優勝の結果を観客に報告し、笑顔を見せる愛媛のメンバー=久万高原町ラグビー場

愛媛国体で準優勝し、観客の前で喜ぶ岡田監督(左)=久万高原町ラグビー場

愛媛国体で準優勝し、観客の前で喜ぶ岡田監督(左)=久万高原町ラグビー場

 ラグビーは3日、久万高原町ラグビー場で成年男子の決勝トーナメントを行い、連覇を狙った愛媛は準優勝だった。

 愛媛は1回戦の佐賀戦を31―5で快勝。準決勝で福岡に17―14で逆転勝ちして決勝に駒を進めたが、東京に19―21で惜敗した。

 

【準決勝 最後30秒で逆転】

 連覇にはわずかに届かなかったが、献身的に走ってボールをつなぐ愛媛のラグビーは、しっかりと観客の目に焼き付けた。絶体絶命の状況から、最後のプレーで奇跡を起こした準決勝の福岡戦。試合終了間際の逆転トライに、培ってきた走力とチームワークが凝縮されていた。

 2点差を詰められないまま、残り約30秒。自陣最深部で福岡ボールのスクラム。「何が何でも取る」と釜谷がボールを奪った時、大逆転劇は始まった。

 釜谷は左の渡辺へパス。さらに左へ三好、ウィリアムズと展開、一度止められたが、中央へ折り返した。ボールを受けた竹原は「突っ込もうと思ったが練習を思い出した」と近くの忽那へ。岩城を経てもう一度左サイドへ向かったボールは、愛媛ベンチ前でフリーになった渡辺に届いた。

 7人全員が走って、触って、つないだ。「これがラグビー。気持ちを背負った」と渡辺がトライを決めると、大きなどよめきがスタンドを包んだ。

 決勝は激闘の末敗れたが、主将の荻山は「やってきたことは出せた。優勝した去年より強い」と自信を持って言い切った。勝つべくして勝ち、優勝を争った2日間。観衆は惜しみない拍手を送った。

 

【共に汗流し「悔いなし」 岡田監督】

 国体連覇にあと一歩まで迫った。立役者となったのは、岡田英二監督。献身的指導で選手を引っ張り、「悔いはない。勝ちたいという思いは出せた」と振り返った。

 愛媛国体を目指してチームが始動したのは6年前。1996年の広島国体で愛媛がラグビー総合優勝を果たした際、5位に入った成年男子で主将を務めた岡田さんが、選手の心をつかむ力を買われて監督に起用された。

 「やるからには優勝」。低迷していた愛媛ラグビーを変える。そのために、黙々と選手を走らせた。そして、必ず隊列に加わった。「自分が一番必死にやる。きっとついてきてくれる」。共に汗を流すうち、愛媛国体に懸ける思いは無言で伝わった。

 けがで一度競技を諦めた者、完全燃焼できなかった者。「みんな競技人生に何か悔いがある」メンバーが、監督を信頼し「地元国体優勝」という強い共通意識を持ち、きつい練習をこなした。全員で育んだ体力と結束こそが、2年連続決勝進出の原動力だ。

 「就任当時なら愛媛が優勝争いする状況は考えられない。一生懸命やればできると証明できた」と岡田監督。こんがりと日焼けした目尻に、しわを寄せて笑った。

 

◇…愛媛勢の成績…◇

▽成年男子(7人制)決勝トーナメント1回戦

愛媛(選抜) 31(19―0)5 佐賀(選抜)

         (12―5)

▽準決勝

愛媛(選抜) 17(12―14)14 福岡(選抜)

         (5―0)

 

▽決勝

東京(選抜) 21(14―12)19 愛媛(選抜)

         (7― 7)

(東京は4年ぶり2度目の優勝)

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