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[E4巻頭特集]スナック菓子の先駆け

<上>「カール」唯一の生産拠点・四国明治松山工場ルポ

2017年10月1日(日)(愛媛新聞E4編集係)

カールうすあじ(左)とカールチーズあじ(明治提供)

カールうすあじ(左)とカールチーズあじ(明治提供)

カールうすあじ(左)とカールチーズあじ(明治提供)

カールうすあじ(左)とカールチーズあじ(明治提供)

 甘さと香ばしさがミックスした香りに満たされていた。1968年7月25日、日本のスナック菓子の先駆けとして登場した「カール」。それから半世紀がたとうとしていた2017年5月末、カールの東日本での販売終了と、生産拠点を四国明治(香川県)の松山工場(松山市中須賀3丁目)1箇所に集約することが発表された。カールの原点とも言える「チーズあじ」「うすあじ」に絞って生産する松山工場を訪れた。

 

 松山工場は合併前の愛媛明治が戦前の1937年に建設。「当時はみかんや桃などの缶詰を製造していました」と脇範人松山工場長。その後、改築などを経て現役で稼働し、ここで200人が働く。カールの製造は79年に始まった。メインの製造棟の1階にカールの全製造工程がある。

工場入場前の掃除機

工場入場前の掃除機

工場入場前の掃除機

工場入場前の掃除機

 「安全と品質管理には、従業員一同で高い意識を持っている」と脇工場長。衛生面のチェックは入念だ。専用の服と帽子を身に着け、ズボンの裾を止め、指輪や時計などの金属類は外す。小部屋でエアシャワーを浴び、掃除機と粘着カーペットクリーナーで全身から微細な塵をも除く。手洗いとアルコール消毒を経て工場内に。

運ばれていくカール

運ばれていくカール

運ばれていくカール

運ばれていくカール

 カメラのレンズが曇るほどの熱気。多種多様な機械が並ぶ。食欲をそそる何とも言えない甘い香ばしい匂いが印象的だ。

 原料となるとうもろこしの粒をこまかく砕いた「コーングリッツ」と水などを混ぜ合わせる工程から始まる。あのくるっと丸まった形は、エクストルーダという機械がカギを握る。練られた生地は160~180℃くらいまで熱せられ、ドロッとした状態の生地を勢いよく押し出し、高速でカットする。お馴染みのカールの形が完成。その後、乾燥機で水分を取り除き、独自の調味料で味付けされる。

 途中、特別に試食した出来立てのカールは、まだ温かく市販品よりもあっさりとした味わいだった。

 全製造工程が自動化されており、機械から機械へ次々と流れていく。従業員が目を光らせ、異常や不良品がないかチェックする。同工場の「安全・安心」な商品作りが各所にみられる。

 

<下>「カール」唯一の生産拠点・四国明治松山工場ルポ スナック菓子の先駆け】に続く

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