ログイン
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2017
923日()

ログイン
Myページ
MENU

新田高の師弟奮起

弓道V 森本・鈴木両選手 喜び二倍 大舞台飾る

2017年9月12日(火)(愛媛新聞)

互いの優勝を喜び合う鈴木江梨香選手(左)と森本浩之選手=11日午後、松山市上野町の県総合運動公園弓道場

互いの優勝を喜び合う鈴木江梨香選手(左)と森本浩之選手=11日午後、松山市上野町の県総合運動公園弓道場

 「生徒と同じ日に決勝に臨んで結果を残す。こんな日はもう来ないかもしれない」。11日、松山市上野町の県総合運動公園で行われた愛媛国体の弓道。教え子が出場した少年女子近的に続き、ダブル優勝を飾った成年男子遠的の #森本浩之 選手(33)=新田高教=はそう言って目頭を押さえた。惜しみない拍手が送られる会場で、 #鈴木江梨香 選手(17)=新田高=としっかりと手を握り合った。

 3年生の鈴木選手にとって地元国体は、高校生活最初で最後の大舞台だった。これまで全国大会出場を果たせず「悔しい経験ばかりしてきた」。だからこそ有終の美を飾るべく、全国高校総体に出場した西条高の2人に加わり、こつこつと鍛錬に励んできた。その姿をずっと見守ってきた森本選手は自身も試合を控える中、前日まで鈴木選手の最終調整に付き合い、助言を送った。

 先に行われた少年女子近的の結果を競技途中に知った森本選手は「3年間の努力が実を結んだ」と喜びながらも、「負けたくない」と気持ちを奮い立たせた。応援に駆け付けた鈴木選手の目に映る先生は、いつもの姿とは違っていた。7度の国体を経験している猛者の堂々とした戦いぶりに魅了され、熱い声援を送り続けた。

 試合後、恩師から「おめでとう」とねぎらいの声を掛けられた鈴木選手は、こみ上げる涙を抑えられなかった。「やめたいと思うこともあったけど、ここまでやってこられたのは先生のおかげ。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を口にした。

 晴れ晴れとした表情で表彰状を掲げる教え子を誇らしげに見つめた森本選手は「次は成年のカテゴリーで一緒に頑張りたい」と、新たなステージでの共演を楽しみにしている。

おすすめ記事

愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。