
- 出版社
- 愛媛新聞社
- 刊行日
- 2017年9月
- 体裁
- B5判 392ページ コデックス製本
- ISBN
- 978-4-86087-133-8
在庫あり
朱欒
価格: 5500円(税込み)

いま甦る 大正の「青春」
【第34回愛媛出版文化賞 部門賞受賞】
強い絆で結ばれた松山出身の若者が大正末期につくった同人誌『朱欒』9冊の翻刻出版。それは、松山の文化土壌を掘り起こし、大正という時代の精神を現代に甦らせる。
後年、映画監督として名を成す伊丹万作、人間探求派の俳人・中村草田男、洋画家・重松鶴之助――松山出身の名立たる面々が、まだ理想と現実の狭間でもがき苦しむ若者であった頃、仲間とともに始めた同人誌『朱欒』(しゅらん)。原稿用紙に万年筆で手書きされた小説や一編の詩、俳句、工夫を凝らした表紙やイラスト、そして製本まですべて手作りの全9冊を、回覧し批評しあった。そこには“表現”を模索する姿が生き生きと記録されている。約90年の眠りから覚め、出版化という形で甦った本書『朱欒』が、当時の熱き叫びをそのままに伝える。
座朱欒プロジェクト オフィシャルHP
- 出版社
- 愛媛新聞社
- 刊行日
- 2017年9月
- 体裁
- B5判 392ページ コデックス製本
- ISBN
- 978-4-86087-133-8