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はるばる愛媛へ 活躍期す県外出身者

<4>セーリング成年女子・梶本和歌子選手 複数艇種こなす器用さ

2017年8月24日(木)(愛媛新聞)

高校生に指導するロンドン五輪セーリング日本代表の梶本和歌子選手(右)=5日午後、新居浜市垣生

高校生に指導するロンドン五輪セーリング日本代表の梶本和歌子選手(右)=5日午後、新居浜市垣生

 心地よい潮風が吹き抜ける新居浜市垣生の新居浜マリーナ。海外での大会を終え、次の遠征に向けて慌ただしく荷物をまとめつつ、少年選手の練習を見守る梶本和歌子選手(33)の姿があった。

 横浜市出身で、2012年ロンドン五輪出場など第一線で活躍し続けている。15年に結婚し、オーストラリアに移住したが「夫が小中高校まで宇和島で過ごした縁があり、出場機会をもらった。夫の分まで頑張りたい」と愛媛国体を盛り上げる構えだ。

 旧姓田畑和歌子選手が競技に出合ったのは小学校3年。「自分の力だけで船を動かせることが楽しかった」と夢中になった。中学3年生の時にはオプチミスト級(15歳以下)ヨーロッパ選手権で女子3位入賞。福岡県の高校に進学し、競技に打ち込んだ。

 日本経済大学(福岡県)、同大学職員などを経て、12年に2人乗りの470級で五輪に出場。期待されていたメダルには届かず、「世界で戦うために」と1人乗りや新採用された男女混合の種目に転向。16年リオデジャネイロ五輪は出場を逃したが、東京五輪を見据える。

 16年夏、夫婦で関東の大会に出場した際、愛媛県連盟の関係者からオファーを受け、新居浜市に拠点を移した。

 レース経験もさることながら、梶本選手はこれまで9艇種で世界と戦ってきた。成年チームの木村浩介監督は「とても器用。複数艇種を乗りこなせる選手は多くない」と感心する。

 国体には過去10回出場。今回は1人乗りの成年女子レーザーラジアル級で優勝を狙う。愛媛国体に向けて練習を始めたのは16年8月だが、11月の全日本選手権で2位に入るなど実力を疑う余地はない。それでも梶本選手は「新居浜は風が弱いので難しい」。番狂わせの可能性もあると気を引き締める。

 その一方で穏やかな瀬戸内海の魅力を語る。「風がないと競技としては物足りないが、安全なので初心者におすすめ。風の力を使い、静かに海を走る爽快感は最高ですよ」と競技の普及を願っていた。

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