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はるばる愛媛へ 活躍期す県外出身者

<3>バスケットボール成年男子・周率選手 長身武器 得点力に期待

2017年8月23日(水)(愛媛新聞)

長身を生かした活躍が期待される周率選手(右)=7月19日、松前町筒井

長身を生かした活躍が期待される周率選手(右)=7月19日、松前町筒井

 愛媛国体で優勝を目指すバスケットボール成年男子チームには、異色の経歴の持ち主がいる。中国上海市出身の周率選手(25)だ。2015年の和歌山国体から愛媛チームの一員となり、201センチの長身を武器にコートに君臨する。

 周選手は明豊高校(大分県)に留学し、同校と日本体育大学を卒業。同大OBで当時の県バスケットボール協会長に誘われ、15年4月に今治市のタオルメーカーに就職した。「正直、愛媛がどこかも知らなかった。ただ高校で出られなかった国体に挑戦したいとの思いがあった」と振り返る。

 今年6月には、松前町など中予で行われる国体チームの練習に一層集中するため、松山市の不動産会社に転職。愛媛大の留学生への住宅サポートなどを担当している。「外国の文化を味わいたくて、できるだけ日本にいたいと考えてきた。愛媛では運転免許も取ったし、すっかりなじんだ」と笑顔。中国にいる両親とは週3、4日は連絡を取っており、国体後も愛媛に残るつもりだ。

 周選手は1991年、上海市生まれ。小学3年生で父がプレーしていたバスケットボールに出合った。

 転機が訪れたのは09年。小学校時代の恩師に「日本に行かないか」と声を掛けられた。恩師は日本の大学に留学経験があり、明豊高監督と同級生だった。「こんなチャンスはなかなかない」と留学を決めた。

 来日当初は言葉の壁に直面し「(高校時代は)チームメートと良いコミュニケーションを取れなかった」。それでも、覚えたての日本語に英語と身ぶり手ぶりを交え、次第に打ち解けた。今では流ちょうな日本語で仲間と談笑するなどすっかり溶け込んでいる。

 愛媛チームは15年の和歌山国体で3位に入ったが、16年の岩手は2回戦敗退。巻き返しを図る岩田翔監督(33)は「重要なポイントゲッター。1試合で20点ほど得点してほしい」と大きな期待を寄せる。

 愛媛国体を前に、周選手は「チームのプラスになるプレーをして、見に来てくれた人に『素晴らしいチームだ』と思ってもらいたい」と意気込んでいる。

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