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はるばる愛媛へ 活躍期す県外出身者

<2>ホッケー成年男子・軽尾誠選手 W杯経験 育成にも情熱

2017年8月22日(火)(愛媛新聞)

少年男子のコーチを務める軽尾誠選手。成年男子の練習の合間に、選手育成に懸ける思いを語る=7月12日、しおさい公園伊予市民競技場

少年男子のコーチを務める軽尾誠選手。成年男子の練習の合間に、選手育成に懸ける思いを語る=7月12日、しおさい公園伊予市民競技場

 愛媛国体で4強入りを目指すホッケー少年男子。主体となる伊予高校(松前町)のコーチを2014年から務める軽尾誠選手(38)=県競技力向上対策本部=はワールドカップ(W杯)経験者だ。肌で感じた世界レベルを惜しみなく伝え、育成に情熱を注ぐ。

 輝かしい経歴の一方、けがに悩まされた。02年W杯で腰を痛めヘルニアと診断された。翌03年には日本代表合宿中に靱帯(じんたい)を断裂、1年以上プレーできなかったが、信頼できるトレーナーと出会い、自分を見つめ直した経験が今に生きているという。

 「メンバー外の人の気持ちが分かるようになった。傲慢(ごうまん)にならずに済んだ」。競技関係者と会話を重ね、戦術を学び直したことで指導者に必要な客観視が養われた。07年に母校立命館大の女子ホッケー部コーチに就任。14年、国体を見据えた選手兼指導者として愛媛に招かれた。

 京都府丹波町(現・京丹波町)出身。小学校高学年で、京都国体(1988年開催)に合わせ誕生した地元ホッケークラブに入った。「国体を機に競技が盛んになった点で古里と松前町は似ている」。昔の自分と同じ環境で練習に励む選手への視線は温かい。

 指導理念は「楽しくないと意味がない」。「どうすれば上達するか、自分で突き詰められる選手になってほしい」と願う。

 結果は徐々に表れた。伊予高は16年から選抜大会、総体、国体予選で四国では無敗を誇る実力校に成長。OBのGK野井辰真選手(明治大1年)は17年のU―21(21歳以下)日本代表候補に選出された。「高校から競技を始めてこの結果はすごい」と教え子の躍進を喜ぶ。

 6月からは、週2回ほど松前ホッケークラブの中学生と合同練習を行う。練習場が整備され、競技普及が進む松前町で切れ目のない強化システムを整えたいとプランを巡らせる。

 「愛媛から日の丸をつけるのは不可能ではない」。国体で結果を出した上で、より高みを目指す。子どもにそれを伝えることが、代表経験のある自らの役目だと信じている。

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