八幡浜で教室
バレー元代表 大山さん指導
2017年8月12日(土)(愛媛新聞)

参加者に「オフ・ザ・ボール」の重要性を説明する大山さん

参加者に「オフ・ザ・ボール」の重要性を説明する大山さん
愛媛国体の開幕50日前に合わせた「愛顔(えがお)つなぐ愛媛国体・えひめ大会PRイベントin八幡浜」が11日、八幡浜市北浜1丁目の市民スポーツセンターであった。女子バレーボール元日本代表の大山加奈さん(33)を招いたバレーボール教室では、小中高校生約130人が一流の技術を学んだ。
国体への機運を盛り上げようと県スポーツ振興事業団が主催。教室は小中学生と高校生に分かれて実施した。
高校生の部には、八幡浜、大洲両市の4校が参加。2個のボールを使い1回のパスで相手コートに返すミニゲームや、4人同士のラリーなどを通じて、バレーボールに必要な視野の広さやボールコントロール、コミュニケーション力を養った。
大山さんは「バレーボールの試合ではボールに触っていない時間が多いため、『オフ・ザ・ボール』局面の状況判断が重要になる」と強調。仲間を思いやる気持ちでのプレーや、試合会場をイメージした大きな声出しも大切とした。
帝京第五高女子バレー部主将の2年小島久実さん(16)は「声を出すことの大切さを感じた。普段の練習から実践したい」と話していた。
会場には、八幡浜市で実施する愛媛国体デモンストレーションスポーツ競技のカローリングと、スポーツ吹き矢の体験コーナーもあり、家族連れらが楽しんでいた。