愛媛国体「おもてなし」特集 ふるまい運動
松前・麦まんじゅう
2017年6月22日(木)(愛媛新聞)

香ばしく懐かしい味が人気の麦まんじゅう

香ばしく懐かしい味が人気の麦まんじゅう
【あんと愛情 皮に詰めて】
卓球とサウンドテーブルテニスのリハーサル大会が行われた松前町では麦まんじゅうが人気で、300個が2時間足らずでなくなった。
町保健栄養推進協議会員や栄養士ら約30人が手作りした。薄皮にあんが詰まり、大西多美子会長(72)は「選手がベストを尽くせるよう愛情もいっぱい詰めた」とほほ笑む。
昔から地元で親しまれていた菓子を、試合の合間に手軽に食べられるよう一口サイズに改良。皮には町特産で栄養価が高い裸麦をたっぷり練り込んだ。仕込み水にはカルシウムが取れるよう牛乳を使用。皮をやわらかくする酢には疲労回復効果を求め、選手の健闘を願う。一口でおいしそうに頬張る選手もいれば、試合後のごほうびとして大切に取っておく選手もいたとか。