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愛媛で輝く 全国障害者スポーツ大会

<9>グランドソフトボール 音を頼り、打って守って 

2017年6月1日(木)(愛媛新聞)

打撃練習や素振りに取り組む県代表チームのメンバー=4月30日午前、松山市久万ノ台

打撃練習や素振りに取り組む県代表チームのメンバー=4月30日午前、松山市久万ノ台

 「さあ、こい」。威勢のいい掛け声とともに捕手が大きく手を3回たたいた。この音を合図に投手がサイドスローから放ったボールは、勢いよく地面をはう。チームのエースは最速約40キロ。打者はボールが転がる音だけを頼りに球種やコースを判断し見送ったり、打ち返したりする。

 グランドソフトボールは1チーム10人で行う視覚障害者らのソフトボール。ボールはハンドボールと同一サイズ球を使い、遊撃手が2人いる点以外、大まかなルールは同じ。ただ全盲選手が1チームに4人以上いることや、投手は目隠しをすることなど「視覚」に関する細かい約束事がある。

 40年近い歴史がある県代表チームは、全国障害者スポーツ大会で6回の優勝を誇るほか、全日本選手権でも3連覇中の強豪だ。現在、中予を中心に20~60代の19人が在籍。週1回、松山盲学校のグラウンドで汗を流している。

 長年、エースを務める利岡義親監督(59)は「ここ5年ほどで若い人がメンバー入りし、コミュニケーションをとるのも楽しい」とチームワークの良さを強調した。

 練習では、投球ごとに捕手が「(ストライクゾーンから)アウト10(センチ)!」「ナイスボール」などと利岡監督にボールの軌道を細かく伝え、それを次のピッチングに生かしていた。ほかにもホームラン級の当たりを何本も放つ「大砲」がいれば、守備でも打球音から何とかボールに食らいつこうと必死なプレーを見せる姿もあった。

 愛媛大会に向け、村上勇主将(28)は「出るからには優勝を目指す」と熱く意気込む。「まだまだマイナーなスポーツだが、健常者にも知ってもらい、みんなでやれる競技になれば」とその先の普及にもつながるよう願っている。

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