県内15会場、大会新23記録
障スポ・リハ大会、13競技880人熱戦
2017年5月29日(月)(愛媛新聞)
全国障害者スポーツ大会のリハーサル大会が28日、県総合運動公園ニンジニアスタジアムなど15カ所であり、陸上やフットベースボールなど本番と同じ13競技を行った。
同スタジアムでは午前9時から19市町の選手団約880人が参加して開会式があった。陸上競技に出場する松山市の高橋宏憲選手(64)と東温市の加藤静流選手(23)が「今日の出会いを大切にし、明日への元気につながるよう明るく力強く競技する」と宣誓。手話通訳や大型スクリーンに映し出される要約筆記もあり、会場は気持ちを一つにした。
続いて開催した陸上競技では、視覚障害者の種目が始まるとアナウンスが控えられ、選手は緊張感の中で進行方向から鳴る音を頼りにプレー。対照的に競技の最後を飾った知的障害者のリレーではスタンドから盛んに声援が飛んだ。23の大会新記録が誕生した。
肢体不自由者男子2部スラロームで1位になった村上司さん(63)=松山市=は「毎年のことやけど、国体もあるし今年は特別」と顔をほころばせた。
<全国障害者スポーツ大会のリハーサル大会は愛媛新聞の6月8日付と15日付の「週刊!えひめ国体 障スポ大会」で詳報します>