久万高原署
特殊詐欺防止へコンビニで訓練
2017年5月17日(水)(愛媛新聞)

被害者役の署員(右)から電子マネーの購入理由などを聞く店員

被害者役の署員(右)から電子マネーの購入理由などを聞く店員
特殊詐欺被害の防止につなげようと、久万高原署は16日、久万高原町入野のサークルK久万入野店で声掛け訓練を行った。
訓練は、来店者が動画サイト未納金名目で電子マネーを購入しようとする想定で実施した。
店員は、携帯電話で通話しながら電子マネーを探す被害者役の署員に声掛け。「最近詐欺が続いている」などと話しながら、注意点が書かれたボードを示して説得した。
同店の藤家良樹店長(35)は「一度訓練しておけば、いざというときに役立つと思う。最近は若い人の被害もあり、利用者への声掛けと店員への指導を行いたい」と気を引き締めた。
署刑事生活安全課の松木俊仁係長は「県内で同様の被害が続いている。電子マネーを買う人には、(注意点の)ボードを見せて声掛けをしてほしい」と講評した。