各署で呼びかけ
新1年生ら通学安全に
2017年4月11日(火)(愛媛新聞)
【もしものときに備え防犯ブザー贈呈 宇和島・今治】
犯罪から新入学児童を守ろうと、宇和島署と伯方署などは10日、管内の小学校1年生全員に防犯ブザーを贈った。
宇和島市文京町の明倫小では、宇和島署と宇和島地区防犯協会が贈呈式を実施。古川久一署長が「登下校や友達と遊ぶときに持ち歩き、いざというときにはブザーで助けを求めてください」と呼び掛けた。新入生95人を代表して児童3人がブザーを受け取り、協会員から使用方法を教わった。
今治市大三島町宮浦の大三島小には、伯方署員や伯方地区交通安全協会、防犯協会の関係者が訪れ、新1年生13人に文房具セットとともに贈呈。「知らない人についていかない」「すぐ逃げる」などの防犯標語「イカのおすし」についても説明した。
【通学路や交差点40カ所で見守り 今治】
今治署は新学期初日の10日、管内の全21小学校の通学路や交差点で見守り活動を行い、登校中の児童に交通安全を呼び掛けた。
事件や事故に遭わないように防犯意識を身に付けてもらおうと、春の全国交通安全運動(6~15日)の一環で実施。約40カ所に計70人ほどの署員が立った。
422人が通う黄金町3丁目の吹揚小の近くでは署員や今治こども安心パトロール隊のメンバーらが児童と元気にあいさつを交わし「信号が青になったら横断歩道を渡ろう」などと声を掛けた。
署の村岡祥多交通調査官は「住民と協力し、地域全体で児童らを見守りたい」と話した。