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愛媛の祭典あと半年 愛媛国体総点検

<4>地の利生かす 本番会場で練習仕上げ 

2017年4月3日(月)(愛媛新聞)

愛媛国体の競技会場の県総合運動公園弓道場で強化練習に励む弓道の候補選手ら=3月19日午前、松山市上野町

愛媛国体の競技会場の県総合運動公園弓道場で強化練習に励む弓道の候補選手ら=3月19日午前、松山市上野町

 はかま姿の選手が弓を引き絞り、28メートル先の的に狙いを定め矢を放つ。愛媛国体で弓道の競技会場となる県総合運動公園弓道場(松山市上野町)に「パシッ」という乾いた音が響いた。

 3月中旬、愛媛国体で弓道の候補選手となる成年男女14人が参加した強化練習会。弓道は昨年の岩手国体で総合優勝を果たし、地元国体でも「お家芸」として活躍が期待される。県連盟の青野常孝副会長(75)は「全種目5位以内。そのうち二つは2位以上を狙い、昨年以上の点数を」と意気込む。

 岩手国体で愛媛は弓道と相撲が総合優勝、ラグビーやサッカーなど4競技が初の優勝を果たし、天皇杯(男女総合)成績で計1531点(競技点1131・参加点400)を獲得した。過去最高タイの7位で県が策定した競技力向上対策基本計画のシナリオ通りだった。県は愛媛国体での天皇杯獲得には2500点が最低ライン、2900点でほぼ安全圏とみている。

 最大のライバルは岩手国体で2532・5点を獲得し優勝した東京。2020年に五輪を控える東京は数年前から力を入れる少年種別育成の成果などを実らせ、15年の和歌山国体から約500点得点を伸ばした。

 県国体競技力向上対策課の川田哲也課長は「東京は少年の世代が代わり、必ずしも同じように得点が伸びるとは限らない」としながらも危機感を募らせる。開催県はブロック予選免除で本大会に出場できるため他県に比べ得点の上積みが期待できる。それでも川田課長は「劇的な300点増などの目標は現実的でない」と数十点差の勝負を想定し、各競技団体に「あと一つ、一人でも順位を上げてほしい」とハッパを掛ける。

 国体開催年度を迎え、競技団体の競技力向上策も最終段階に入った。各団体では開催県の「地の利」を生かした強化を進める。県ボウリング連盟は会場となるキスケボウル(松山市)で候補選手の練習を優先的に実施。レーンのオイルコンディションも大会仕様にして特徴を体に染みこませている。西森安正理事長(68)は「半年間の会場練習は強み。実戦までの仕上げに入る」と力を込めた。

 県弓道連盟も昨年より早い段階から県総合運動公園弓道場を使用した強化練習の頻度を増やし、夏には特設の遠的会場の利用も始める。このほか各競技団体は免除される地区予選の期間を利用して他地域の予選をスカウティングするなど地元開催の優位性を最大限に活用する方針だ。

 岩手国体の弓道成年女子遠的と近的で準優勝したメンバーの佐々木磨理選手(29)は「何度も(本番の)会場で練習した事実は自信につながる。一種の暗示のようなもの」と話し「(他県との)差が少しでもあるならば利用する。勝ちには貪欲になる」と虎視眈々(たんたん)と頂点に狙いを定めている。

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