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愛媛の祭典あと半年 愛媛国体総点検

<3>ボランティア 人員にめど 接遇向上へ

2017年4月1日(土)(愛媛新聞)

運営ボランティア基礎研修会で、おもてなしのマナーを学ぶ参加者。高校生から高齢者まで顔触れは多彩だ=3月15日、県庁

運営ボランティア基礎研修会で、おもてなしのマナーを学ぶ参加者。高校生から高齢者まで顔触れは多彩だ=3月15日、県庁

 愛媛国体と全国障害者スポーツ大会の運営にはボランティア(必要総数約1万4千人)や競技役員・補助員(同1万6700人)が不可欠だ。県によると、人員確保にめどが付き、自治体や競技団体は研修会を開いている。愛媛の良さを知ってもらい、全国規模の大会を誘致する契機となるようおもてなしや運営能力向上に努めている。

 3月15日に県庁であった運営ボランティアの基礎研修会に約150人が参加した。高校生や主婦、老人クラブメンバーなど顔触れは多彩で「県民総参加」を実感させる。

 開閉会式や競技会場での受け付け、弁当配布などの業務を学んだ。県職員が「一人一人が観光案内人となり、愛媛ファンを増やしてほしい」と呼び掛けると、熱心にメモを取っていた。おもてなし研修もあり、好感を持たれる態度や話し方を学習。「愛媛の方言を楽しみにしている人もいる」とのアドバイスもあった。

 今春、愛媛大に進学する鎌田留理子さん(18)は松山南高時代は運動部ではなかったが「何か選手のサポートをしたい」と応募の動機を語る。

 今年に入って月ごとの運営ボランティア申込者数が増えており、2587人(2月末現在)に到達。県は延べ5300人を募集しているが「2~3日参加できる人が多く、現在の人数で対応可能」と見込む。

 2016年開催の岩手は被災の影響を考慮して、企業・団体に目標人数を設定し、延べ5300人に対し3294人が集まった。愛媛県国体総務企画課は「多様な県民に参加してもらうため、早い段階での企業への積極的な働き掛けはしていない」と話す。

 市町では、久万高原町が100人の募集に対し25人(3月13日現在)と不足気味。ただ本番が近づき、参加呼び掛けへの反応は良いという。町教育委員会国体推進班は「今後、必要人数は確保可能」と見通す。

 一方、国体で審判などを務める県内分の競技役員5700人の確保はほぼ達成。障スポ大会の1433人も到達見込みで、研修会を開き技術向上に取り組む競技団体も多い。

 例えば、障害者スポーツの一つ、視覚障害者のグランドソフトボールは、県ソフトボール協会が審判を行う。全盲選手が打者のとき、弱視の人は内野で守備ができないなど規則は複雑で、2カ月に1回ほど研修に取り組んできた。安堂広道審判長は「全力でプレーする選手のひたむきさに胸を打たれた」と話す。障害者への理解を深める機会にもつながっている。

 県は「審判を含めた運営力の向上が競技力底上げや今後の全国大会誘致につながれば」と一過性でない効果に期待している。

 

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