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愛媛の祭典あと半年 愛媛国体総点検

<2>輸送・警備 車線追加など渋滞対策

2017年3月31日(金)(愛媛新聞)

右折レーンが追加された県総合運動公園出入り口=19日、砥部町上原町

右折レーンが追加された県総合運動公園出入り口=19日、砥部町上原町

 県は9月30日の愛媛国体総合開会式に訪れる人を約3万人と予測する。関係機関は来場者の輸送や会場警備の対策を進めている。

 県国体運営・施設課などによると、会場となる松山市上野町の県総合運動公園では出入り口の道路に右折レーンを追加する工事が2月末に完了。東西の入り口に加え、隣接するえひめこどもの城を休園にして園内を通る三つ目の入場口をつくり、混雑緩和を図る。

 会場への車の乗り入れは原則禁止し、選手団を運ぶ計画バスとは別に会場外に設ける四つの駐車場やJR松山駅などからシャトルバスを運行する。県は2016年度末までに、計六つのシャトルバス運行ルート作成と駐車場・乗降場の確保、約750台の貸し切りバスの仮予約を完了した。

 秋の行楽シーズンと重なるため、県は四国各県の教育委員会にバスを使った学校行事や修学旅行の時期をずらしてもらうよう調整。県内で230台、四国3県から370台、岡山県から150台を確保できた。

 課題は渋滞対策だ。公園指定管理者の県スポーツ振興事業団によると、昨年11月下旬、愛媛FCのホーム最終戦に高校バレーの大会などが重なり、1万数千人が公園に足を運んだ。園外に臨時駐車場を設けて臨時バスで来場者をピストン輸送する計画だったが、会場近くまで入り込んだ送迎の車で渋滞が起き、バスは2時間以上巻き込まれたという。スムーズな輸送のためには、周辺道路の交通量の抑制が不可欠となる。

 県は4月以降、道路の沿線の事業所や地域住民にバスのルートを説明し、協力を求める方針。中矢英治交通警備調整監は「県外から来た人たちにいい印象を持っていただくのも一つのおもてなしだ」と強調した。

      ◇

 愛媛国体には、1993年の全国豊かな海づくり大会以来となる天皇皇后両陛下をはじめ、多くの皇族が来県される。

 県警は2014年に警備課に警衛対策室(5人)を設置して以降、15年には警衛対策課に格上げし、16年10月には県警本部と各署に準備本部を設置。17年4月からは警衛対策課を55人態勢に強化する。開会式会場ではIDカードを用いて入場者を制限し、手荷物検査なども実施。式場内に多数の警察官を配置し雑踏警備や不審物の警戒に当たる。

 関係者によると、かつては「周辺にネズミ一匹入れない」と称するほど封鎖的な警備を敷いていたが、近年は皇族が国民との触れ合いを重視する意向もあり、視察先の近くまで一般者が入れるよう配慮している。

 県警は皇室と国民との親和を妨げないような警備方式を前提に、沿道や視察先などの要所に警察官を配置し要人と歓送迎者の安全確保に当たる。最大の人出が見込まれる開会式も「県民に負担を掛けないよう、できるだけ短時間で最小限の規制にしたい」としている。

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