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「16億円」への挑戦 経費削減とおもてなし

<5>中村知事に聞く 現場目線の工夫が結実  

2017年2月19日(日)(愛媛新聞)

節減経費を活用した「おもてなし」に向け意欲を語る中村時広知事=7日、県庁

節減経費を活用した「おもてなし」に向け意欲を語る中村時広知事=7日、県庁

 愛媛国体・全国障害者スポーツ大会の経費節減に努め、おもてなしなどに充てる県。国体開幕が9月に迫る中、中村時広知事に狙いや思いを聞いた。

 

 ―経費節減の目的は。

 財政が豊かではない県として身の丈に合った国体を目指し、コスト意識を持って取り組むよう職員に指示した。当初「国体はこう決まっている」という前例が踏襲され、駄目出しをしたときに職員に戸惑いがあり県庁内で「ケチケチ作戦」と言われていた。

 ただ職員が現場目線の工夫を積み重ね、16億円以上の経費節減が実現した。県庁の面白いところで「(公表して)職員の頑張りを県民に知らせるのは良いことではないか」と話したら、芳しい返事がなかった。理由を聞くと「浮いた財源が他の部署に狙われる」との答えだった。「おもてなしや選手強化に結び付ける財源に活用する」と言って納得してもらった。

 

 ―具体的な活用方針は。

 (昨秋の)岩手国体では総合開閉会式会場の仮設トイレの温水洗浄便座が好評だった。また雨が降っても会場を歩き回れるステップボードが敷き詰められていた。「おもてなし環境の充実に向けて生きたお金になる」と(愛媛での採用に)ゴーサインを出した。

 選手強化では(本番までの)練習や試合の積み方によって目標点数に届くかが決まってくる。可能な限りサポートできるよう貴重な財源を使いたい。

 

 ―経費削減で経済的恩恵が縮減したり、企業団体の協賛という負担が増大したりした側面は。

 大会には多額の経費がかかり、節減は当然だと考えている。企業協賛はただ負担を求めているわけではなく、国体マスコットキャラクターなどの広告での使用権や競技会場周辺でのPR看板掲出権といった特典が付与される。特典を生かして増えている商品の開発や販売が、大会を盛り上げることにつながる。

 

 ―国体の醍醐味(だいごみ)とは何か。

 トップクラスのアスリートが繰り広げる試合は迫力満点だ。重量挙げなども面白く、競技のルールを知って駆け引きの楽しさをぜひ味わってほしい。

 県選手団は天皇杯、皇后杯の獲得を目指してチーム強化を図っているが、最後の一押しは応援の力。徹底的に地元選手を「えこひいき」するのは国体では当たり前の光景。ストレス解消のためにも声を張り上げてほしい。

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