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松山赤十字病院健康管理センター所長に聞く

ヒートショック対策、予防法

2017年1月17日(火)(愛媛新聞)

「ヒートショックを防ぐために、気温の高い日中に入浴しておくのも一つの手」などと話す村上一雄所長=10日、松山市文京町

「ヒートショックを防ぐために、気温の高い日中に入浴しておくのも一つの手」などと話す村上一雄所長=10日、松山市文京町

 

「ヒートショックを防ぐために、気温の高い日中に入浴しておくのも一つの手」などと話す村上一雄所長=10日、松山市文京町

「ヒートショックを防ぐために、気温の高い日中に入浴しておくのも一つの手」などと話す村上一雄所長=10日、松山市文京町

 

 寒さが厳しくなる時季、暖房の効いたリビングから寒い浴室などに行くと、血圧が急激に変動し、体調不良をきたす「ヒートショック」が起きやすくなる。高齢者はもちろん、生活習慣病の人は注意が必要で、家庭での予防法を専門家に聞いた。

 東京都健康長寿医療センター研究所の調査によると、寒暖差が原因とみられる入浴中の死亡事故は70~80代を中心に冬場に多く、最多の1月は最少の8月の10倍を超える。

 ヒートショックはどのようにして起きるのか。「寒い脱衣室では体内の熱が外に逃げないよう全身の血管が収縮し、急に血圧が上昇することがある。このまま熱い湯船に漬かると体は熱を逃がそうと血管を拡張させて血圧が急降下し、脳や心臓などへの血流が減少する」

 松山赤十字病院健康管理センター(松山市文京町)の村上一雄所長(60)はメカニズムをこう説明する。血圧の変動が心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしたり、入浴中に失神して溺死したりすると考えられる。

 特に気を付けたいのがお年寄り。加齢などで血管が硬くなっていて血圧が急変しやすい。狭心症やメタボリック症候群、糖尿病などの持病がある人も血圧の維持機能が落ちており、注意がいる。

 「予防するには、浴室や脱衣室、トイレを暖房器具などで暖め、寒暖差を軽減させるのが基本」と村上所長。暖房がなければ浴室では服を脱ぐ前に温水のシャワーを壁にまいたり、床にマットを敷いたりして寒さを感じないよう工夫する。風呂の温度は41度以下、漬かる時間は10分以内が目安とされる。入浴前などの水分補給も予防に効果的だ。浴槽から出る時は急に立ち上がると血圧が下がって立ちくらみなどが起きる場合があるので、ゆっくりと立ち上がりたい。

 冬場は寒くなりすぎない日中の気温が高いうちに入浴を済ますのも手だ。村上所長は「同居者がいれば、入浴前に声を掛けておき安全を確保する。若い人でも深夜や飲酒後、服薬後などの入浴は避けてほしい」と呼び掛ける。

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