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愛媛国体エール 著名人からの伝言

<2>柔道前女子日本代表監督 南條充寿さん

2017年1月12日(木)(愛媛新聞)

女子代表監督を務めたリオ五輪や国体本番までの準備などについて語る南條充寿さん=2016年12月14日、宮城県柴田町の仙台大 なんじょう・みつとし 1972年砥部町出身。新田高、筑波大卒。2003年から日本代表チームに関わり、五輪3大会で総務コーチなどを歴任し、13年3月からリオ五輪まで女子代表監督。現在は仙台大教授で、同大柔道部総監督。44歳。

女子代表監督を務めたリオ五輪や国体本番までの準備などについて語る南條充寿さん=2016年12月14日、宮城県柴田町の仙台大 なんじょう・みつとし 1972年砥部町出身。新田高、筑波大卒。2003年から日本代表チームに関わり、五輪3大会で総務コーチなどを歴任し、13年3月からリオ五輪まで女子代表監督。現在は仙台大教授で、同大柔道部総監督。44歳。

 ―女子日本代表監督を務めた2016年のリオデジャネイロ五輪を振り返って。

 13年の就任当時は、暴力指導問題で混乱しており、指導などを見直す時期だった。「世界で金を取る」という目的は変わらなかったが、同年の世界選手権で22年ぶりの個人戦金メダルなしに終わったことが、見直しのきっかけになった。同大会では、歓声で選手とコミュニケーションが取れない場面があり、言われなければできないようでは世界で戦えないと実感した。

 選手には「自立と自律」を求めた。全日本合宿をアピールや情報伝達の場とし、所属での練習を増やした。「代表になるチャンスは何度もあるわけではない」というメッセージだ。リオのメダル数はロンドンより増えたが、内容は良くなかった。新体制で台頭した選手も少なく、厳しさを与えきれなかった部分で反省点はある。

 ―現役時代には、県代表として国体に出場した。

 目指していた五輪や世界選手権とは違うが、経験値を上げる大会の一つという位置づけだった。コーチの立場で見ると、少年はその後の選手強化にもつながっており、もっと盛り上げたい。成年では県外選手を招いて勝利を目指す競技もあるが、愛媛の柔道は自前の選手で十分勝負できる。

 ―現在の県の選手強化への関わりは。

 国体開催年に主力候補となる「ターゲットエージ」が小学生だったころからアドバイザーを務めている。代表監督就任に伴い離れているが、就任前は年に数回、練習会に参加。ナショナルチームで得た技術や栄養補給などの情報を直接選手や関係者に伝えることを重視してきた。ターゲットエージは、その後の競技生活で核となる技を確立していく時期で「これだ」という技を見つける努力の大切さを話してきた。

 ―本番で結果を出すために必要なことは。

 メンタル向上が大事だ。強くなるには、遠征先の環境や敵を知ることが必要で、遠征を重ねて経験を積むべきだ。自分の高校時代は、県外での大会などに合わせて合宿を行っていた。アウェーに強い選手はホームでも強い。今年は地元開催だが、適応力を養うために環境を変える必要がある。特に少年はその後の強化にもつながってくる。守ることなく自己を高める努力を続けることがおのずと結果につながるだろう。

 ―国体に向けてエールを。

 やるからには勝ちを目指してほしい。おのおの役割を全うし、競技内や種目間の関係も強化しながら、最後まで準備をやりきってほしい。

 

【なんじょう・みつとし】1972年砥部町出身。新田高、筑波大卒。2003年から日本代表チームに関わり、五輪3大会で総務コーチなどを歴任し、13年3月からリオ五輪まで女子代表監督。現在は仙台大教授で、同大柔道部総監督。44歳。

 

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