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介護施設や交流拠点整備

病院を核にまちづくり

2016年11月26日(土)(愛媛新聞)

東京都練馬区に建設予定の「ねりま健育会病院」の完成予想図

東京都練馬区に建設予定の「ねりま健育会病院」の完成予想図

東京都練馬区でスタートする医療機関を核としたまちづくりについて語る酒向正春氏=東京都板橋区

東京都練馬区でスタートする医療機関を核としたまちづくりについて語る酒向正春氏=東京都板橋区

東京都練馬区に建設予定の「ねりま健育会病院」の完成予想図

東京都練馬区に建設予定の「ねりま健育会病院」の完成予想図

東京都練馬区でスタートする医療機関を核としたまちづくりについて語る酒向正春氏=東京都板橋区

東京都練馬区でスタートする医療機関を核としたまちづくりについて語る酒向正春氏=東京都板橋区

 東京都板橋区の健育会竹川病院で院長補佐・回復期リハビリテーションセンター長を務める酒向正春氏(55)=宇和島市出身=が、練馬区と連携し2017年4月から、ライフワークの「健康医療福祉都市構想」を具現化する医療機関を核としたまちづくりで、「ハンディキャップがある人も外出し、元気になれる都市環境モデル整備」を開始する。

 酒向氏は宇和島東高、愛媛大医学部卒。脳卒中医療専門の脳神経外科医を経て、重症の人も元気にするチーム医療をしたいと脳リハビリ医に転身した。脳画像や年齢、発症前の状態からどこまで回復するか予測し、残された能力を最大限発揮させる科学的なリハビリを行っている。

 ただ、リハビリ病院で体が一定回復しても、帰宅後に家に閉じこもり再び寝たきりになる人が少なくない。帰宅後も病院に頼らず、街に出て運動をしたり周囲とコミュニケーションを取ったりすることがその人らしい生活を送る上で重要と考えた酒向氏は、医療機関を核とするまちづくりの構想を検討。14年8月、国土交通省の「健康・医療・福祉のまちづくりの推進ガイドライン」に結実した。

 酒向氏は東京都や大手私鉄会社と連携し、東京の初台や二子玉川で構想を具現化する「ヘルシーロード」整備を進めてきた。ただ、あまりに開発規模が大きく、視察した地方自治体などから「とてもまねできない」との声も出ていた。

 そうした中、練馬区から健育会に「回復期リハビリ病院や介護老人保健施設が少ないので新設してほしい」と声が掛かった。酒向氏は新病院を起点に急性期・回復期・慢性期の医療連携を構築し、既存の地域社会資源を活用して「社会参加を支援できる街」を実現できると判断。大泉学園町にリハビリ病院(病床100床)と老健施設(定員80人)の複合施設(延べ床面積6838平方メートル)を造るプロジェクトが始まった。

 区も高齢者の交流や定期的な活動を支援する高齢者センターや「街角カフェ」を設けるほか、行政や医療関係、NPO、商店、地域住民などの地域代表者がまちづくりを検討する練馬健康医療福祉都市構想委員会を16年度に設置した。

 複合施設は17年4月開設予定。新病院「ねりま健育会病院」の院長に就任予定の酒向氏は「練馬区をモデルケースとして、全国の地方都市に医療機関を核とするまちづくりを波及させたい。成果が出るには4、5年かかるが、将来はアジアにも広げていきたい」と夢を語った。

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