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国体から芽吹く 愛媛開催まで1年

<3>施設充実、普及に期待 合宿誘致で経済効果も

2016年10月2日(日)(愛媛新聞)

愛媛国体に向けて整備した松前町ホッケー場=9月23日午後、松前町鶴吉

愛媛国体に向けて整備した松前町ホッケー場=9月23日午後、松前町鶴吉

 ホッケー場、テニスコート、山岳競技用の人工壁…。国体の地元開催を控え、6カ所の新設をはじめ、さまざまな競技会場が整備された。選手や競技関係者からは競技力向上や普及促進に期待が寄せられている。

 松前町は2008年に愛媛国体のホッケー少年男女の開催地に決定。16年5月、同町鶴吉に県内では初となる日本ホッケー協会公認のホッケー場を完成させた。町は施設を生かした「ホッケーの町づくり」を掲げており、小学生のクラブが毎週のように使うほか、県内唯一の男子ホッケー部がある伊予高や国体選手らが活用している。

 競技力の底上げにつながると地元選手は歓迎だ。伊予高ホッケー部の浜田慶一郎主将(18)=3年=は、「土はイレギュラーが多い。(試合で使う)芝の方がやりやすい」と喜び、夏休みはほぼ毎日会場で練習を積んだという。愛媛国体出場を目指す2年の岩本拓也さん(16)は「やるからには優勝を」と意気込み、町の担当者は「勝ち残り、多くの県民に見に来てもらいたい」と期待する。

 町は「まずは国体成功」としながら「松山市などの宿泊施設利用と組み合わせて合宿誘致も考えたい」とする。6月に四国高校選手権、9月には愛媛国体リハーサル大会の全日本社会人選手権を実施、来年の全国高校選抜大会の四国予選でも使う予定だ。公認競技場となったことで高いレベルの大会を開き、良いプレーを見る機会が増えるという。

 今治市は昨秋、今治新都市内にソフトテニス会場の市営スポーツパークテニスコート(高橋ふれあいの丘)を建設。クレーコート16面のほか観客席などを設けた。大会を誘致したこともあり15年11月から16年8月までの利用が約4万2千人と想定を大きく上回った。2018年夏は全日本小学生選手権も予定。交流人口を増やし、市内の宿泊者増など経済的な効果も見込んでいる。

 昨年5月にオープンした山岳の競技会場「石鎚クライミングパークSAIJO」(西条市氷見)は、15年度末までに県内外の競技者や市民ら約1万7千人が利用した。県山岳連盟の峯本典寛会長(69)は「石鎚山とともに、西条市が山岳の中心地となるためのシンボルにしたい。市や市体育協会と協力して盛り上げていく」と力を込めた。東京五輪の追加種目にスポーツクライミングが決まったこともあり、合宿誘致などにも意欲を見せた。市も初心者教室の開催や大会を呼び込もうと検討している。「県内外から人が集まり、西条の食や自然の魅力を発信する機会になる」と相乗効果を見込む。

 スポーツ施設は、競技の拠点になるとともに、地域活性化の新たな可能性を広げる。1年後の愛媛国体は施設を県内外へPRする絶好の機会となりそうだ。

 

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