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愛顔の主役たち・愛媛国体・有力選手紹介

<4>重量挙げ 権田達也(22)

2016年3月8日(火)(愛媛新聞)

体重の倍近くのバーベルを軽々と持ち上げる権田=新居浜市繁本町

体重の倍近くのバーベルを軽々と持ち上げる権田=新居浜市繁本町

 重さ110キロの練習用バーベルをスッと胸まで引き上げる。ひと呼吸おいて、一気に腕を伸ばして頭上へ突き上げた。腕に血管は浮き上がるが、表情はあくまでクール。権田達也(22)は「努力の成果が数字となって表れる」と重量挙げの魅力を語る。

 2年前の長崎国体で優勝、昨年の和歌山国体では2位(ともにジャークでの成績)。157センチ、58キロのリフターは、五輪メダリストなど数々の名選手を輩出してきた新居浜重量挙げ界を担うエース的存在だ。「何が何でも優勝したい」。愛媛国体での頂点を狙って練習に励んでいる。

 競技を始めたのは新居浜工高に入ってから。肩幅が広く、がっちりとした体格を重量挙げ部の石川洋平監督に見込まれスカウトされると、すぐに頭角を現した。2年から全国大会で入賞を続け、3年時はインターハイ、国体を制して2冠を達成した。

 しかし、高校王者として乗り込んだ大学で壁にぶち当たる。高校時代は筋力を武器に記録を伸ばしてきたが、大学では技術を重視したトレーニング。練習量は格段に増えたが成績は伴わず、精神的に追い詰められた。

 「記録が伸びず、もう無理だ」と追い込まれていた3年の夏。復調のきっかけを与えたのはふるさとでの練習だった。石川監督から「引き上げの動作に力が入りすぎている」と指摘され、その一点に絞ってフォーム改善に取り組んだ。

 すると、その年の長崎国体で優勝。「力で上げるには限界がある。記録を伸ばすためにはフォームやタイミングが大切だと実感した」。昨年6月の全日本選手権ではトータル245キロで準優勝。世界選手権出場にあと一歩の記録だった。

 同郷のロサンゼルス五輪銅メダリスト、真鍋和人県協会副理事長は「各部位の筋力は強いので、うまく連動させて力に変える技術を磨けば、日本のトップになれる選手」と解説。東京五輪も狙える逸材と期待を寄せる。

 4月から新居浜市役所に就職する。複数あった選択肢から、地元で腕を磨くことを選んだ。「競技生活の礎を築いた場所。結果を残して新居浜の重量挙げ界を盛り上げたい」。地元国体での活躍を世界への第一歩にするつもりだ。

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