ログイン
Myページ
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2018
924日()

ログイン
Myページ
愛顔会員Myページ
MENU

愛顔の祭典総点検・愛媛国体まで500日

(2)競技施設の整備

2016年5月19日(木)(愛媛新聞)

愛媛国体に向けて改修された県総合運動公園ニンジニアスタジアム=18日午後

愛媛国体に向けて改修された県総合運動公園ニンジニアスタジアム=18日午後

 愛媛国体の正式・特別競技の会場は合わせて75施設ある。本番直前に造る仮設をのぞけば、新設、改修などの工事は2014、15年度を中心に実施。県えひめ国体推進局の国体運営・施設課は「整備はほぼ予定通りに進んでいる」という。

 新設は山岳のリード種目で使う壁面を備えた石鎚クライミングパークSAIJO(西条市氷見)、ソフトテニスの今治市営スポーツパークテニスコート(今治市高橋)など6施設。山岳競技関係者は「県外で行っていた練習が地元でできるようになり、時間がより確保できレベルアップにつながっている」と歓迎する。

 メイン会場となる県総合運動公園は改修に約83億円を費やした。陸上競技場はトラックを8レーンから9レーンにし、バックスタンド下に雨天走路を設けた。日本陸上競技連盟の第1種公認を継続取得し、国際規格「クラス2」も得た。アジア大会レベルの大会も開催できる競技場になった。愛媛陸上競技協会は「国体後も大規模大会を開くことができる。トップ選手の競技を観戦し参考にすることで、県内選手の競技力向上が期待できる。そのためには施設用具の充実も必要になってくる」とする。

 テニスコートは表面を全豪オープンのコートと同じクッション性の高い材質で舗装。配置を変え15面から16面に増やし「プロ選手からもうらやましがられる」(県内テニス関係者)施設となった。県テニス協会は、国体後に全国実業団大会の地元開催を決め、国際大会誘致も計画している。

 仮設は計13施設。競泳、水球、シンクロナイズドスイミング用として松山市市坪西町の松山中央公園内にあるアクアパレットまつやまの北側駐車場に、8億5千万円をかけ長さ50メートル、水深2メートルの仮設プールを造る。国体後は内子町内子の内子運動公園に移設し水深を1・2メートルまで浅くして再利用する予定。

 アクアパレットを国体用の水深に改修すれば工事費が11億~11億5千万円かかるほか、工事中は一般利用を止めざるをえない面も考慮した。現施設が国体で練習用に使える利点もある。

 ライフル射撃の内子町小田の町城の台公園特設射撃場と同公園体育館内に設けた射場は、総工費計約1億9千万円をかけて設置。内子町の競技受け入れ条件が「仮設での整備」だったため、国体終了後は撤去され、元の状態に戻す。光学式電子標的システムは、21年に開催する三重県に有償で譲渡する。

 県ライフル射撃協会は「国体後、東京オリンピックを目指す人が出てきても、施設が撤去されてしまうと練習が難しくなる」と惜しむ。内子町は「県内の競技人口が非常に少なく、税金をつぎ込んで国体後も運営していくにはコストがかかり、メリットを見いだせなかった」と説明する。

 施設整備の効果をどう生かすか。競技力向上、財政面などさまざまな視点から「愛媛国体」「愛媛国体後」のあるべき姿を描いていくことが必要だろう。

    おすすめ記事

    発信!高校生記者

    連載

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。