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愛顔の祭典総点検・愛媛国体まで500日

(4)輸送・宿泊

2016年5月21日(土)(愛媛新聞)

ラグビーのリハーサル大会で行われたバスでの一般客の送迎=4月9日、久万高原町菅生(提供写真)

ラグビーのリハーサル大会で行われたバスでの一般客の送迎=4月9日、久万高原町菅生(提供写真)

 県の試算では、愛媛国体の期間中、選手・スタッフの宿泊予想人数は延べ16万人。期間半ばには1日の宿泊者ピークが1万6千人を超えると予測する。県や各市町は業務委託する旅行会社と協力し収容人数を満たす施設の確保を進めている。

 全ての宿を地元で賄う全配宿を目指す県では「県内にある約600の宿泊施設のうち7割は確保しないといけない」との見通しを示す。昨年度は、東中南予7カ所で宿泊施設関係者への説明会を実施し、協力を求めた。

 ただ、開催期間は秋の行楽シーズンと重なる上、選手の宿泊は1泊2食付きが条件で、部屋の広さにも一定の基準が設けられている。競技スケジュールに合わせて食事時間を変更しなければならないケースなども想定され、人員不足や従業員の高齢化を理由に断る施設もあったという。

 町内に宿泊施設のない松前町や施設数が少ない地域では、近隣の市町が一部種目の選手・スタッフを受け入れる「広域配宿」で対応するほか、一般家庭に泊まる「民泊」を取り入れる。これまでに四国中央市と西予市、鬼北町が民泊の採用を表明。今年4月には宇和島市でも卓球競技(少年女子種別)を対象に協力家庭の募集を始めた。

 宇和島市国体推進課は「旧宇和島市か旧三間町内で合わせて最大120人を受け入れてもらえる20軒を募集している。選手に特産品や郷土料理などを通して地域の魅力を発信したい。住民との交流が生まれる良い機会にもなる」と期待する。

 選手や、県内外から訪れる観客らの会場への輸送手段の確保も円滑な国体運営には欠かせない。県総合運動公園ニンジニアスタジアムで行われる開会式は3万人近い来場者が見込まれており、県は交通渋滞対策とバス輸送の2本柱で対応する方針だ。

 渋滞対策では一般客の車での来場を原則禁止とする。平時の週末の交通量から最大で4割減を達成した昨年の和歌山国体を参考に、沿線の企業や県民への車両利用の自粛呼び掛けや松山インターチェンジに集中する交通の流れの分散、信号サイクルの調整など総合的な交通量抑制策を講じる。

 JR松山駅など主要駅や郊外の駐車拠点から会場へはシャトルバスを運行する。開会式の日に使用するバス台数について県は、各競技の公式練習に臨む選手らのバスを含めると計約730台と推計。会期中に競技で使用するバスは1日300~400台必要となる。

 県内には約430台の貸し切りバスがあり、昨年度の調査では県内から160台、四国や中国地方を加えると630台分確保できる見通し。県国体運営・施設課は「繁忙期だが、できるだけ多く地元から提供してもらいたい」とし、6月に県内事業者への説明会を予定している。

 競技会場へのアクセスにも万全の準備が必要となりそうだ。4月に久万高原町であったラグビーのリハーサル大会では、会場の駐車スペースが限られていることから、一般の観客は会場から約2キロ離れた公園に設けた臨時駐車場からシャトルバスで運んだ。

 大きな混乱はなかったものの、国道沿いに掲示した案内板に気付かない一般車両が会場近くまで進入してしまう事例や一部で渋滞も発生した。久万高原町教育委員会は「案内表示の数やスタッフの配置などを見直し、国体に備えたい」。

 各競技のリハ大会の実施はこれから本格化する。本番を想定した運用で課題を見つけだして対策をとるなど、スムーズな大会運営につなげることが求められる。

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