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愛媛県警捜査費不正支出問題
2006/06/08付愛媛新聞
晴れやか「正義通った」 仙波氏配転取り消し 
弁護団 県警の姿勢非難
配置転換処分を取り消す県人事委員会の採決を受け、会見する仙波敏郎巡査部長(右から2人目)ら=7日午後、県庁
 「画期的な裁決だ」―。実名告発した直後に発令された仙波敏郎巡査部長(57)の配置転換処分を県人事委員会が取り消す裁決を発表した七日、仙波さんは「正義が通った」と晴れやかな表情で会見。支援する弁護団は「見せしめの処分だったことが裏付けられた」と語気を強め、県警の姿勢をあらためて非難した。
 仙波さんは「悪い結果を予想したり、落ち込んだりした時期もあった」と振り返り、配置転換から一年四カ月余りの苦しい胸の内を吐露。「それでも多くの人に支えられ、今日の結果は本当にうれしい」と笑顔を見せた。
  薦田伸夫弁護団長は「人事委は県民の良識をそのまま反映した」と評価し、「適材適所」とした県警の主張が県民の目には報復人事としか映らなかったことを強調。不服申し立てと併せて松山地裁で係争中の国家賠償請求訴訟にも「良い影響を与える」と胸を張った。
  さらに「この機会に県警は裏金問題についてすべてを明らかにし、県民の理解と支持を得られるよう再生すべきだ」とする声明を読み上げた。
  一方、県警には衝撃が広がった。複数の幹部は「内容を精査したい」「結果しか分からない」と繰り返すだけ。ただ裁決で「業務量が著しく少ない」と指摘された仙波さんの通信指令室でのポストについては「廃止の考えは全くない」と後任を置く考えを示した。
  この意向に、仙波さんは「座っているのが仕事のようなところ。(通信指令室から)毎日松山城を眺めるだけで、私の後任に非常に迷惑が掛かる」と心配した。
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