2006/05/27付愛媛新聞
不正経理との関連調査
流出した県警捜査報告書 警察庁長官
衆院内閣委員会は二十六日、県警の捜査費不正支出や捜査資料流出問題を集中審議。警察庁の漆間巌長官は流出した捜査報告書について「会計帳簿につづられ捜査費支出に使われたのか、単に(捜査一課)警部の記録整理だったのかが最大のポイント」と述べ、不正経理との関連を焦点に内部調査する方針を明らかにした。結果は関係者の処分後に公表する方針。吉井英勝氏(共産)の質問に答えた。
市村浩一郎氏(民主)が「(警察組織全体に)裏金づくりの慣行があるのではないか」とただしたのに対し、漆間長官は「組織全体が染まっているとは思わない。(不正経理が発覚した)各地の警察では慣習的にあったのだろう」と答弁した。
宇和島市の殺人死体遺棄事件で協力者とされた自営業男性ら二人を訪ねた鉢呂吉雄氏(民主)は「『謝礼はもらっていない』との証言を得た」と言明。報告書を全面否定した男性らは「三回謝罪に来た警察官から謝礼の授受は問われなかった」「作成した捜査員に会いたい。トップの本部長に虚偽だと説明してほしい」と話したという。大島敦氏(民主)は「疑惑が深まった」と指摘。「私的流用はなかった」とした県警の捜査費執行に関する最終報告と食い違うと主張し、再調査して国会に提出するよう求めた。