2006/05/10付愛媛新聞
元道警幹部を証人申請
松山地裁 原告側「裏金を体験」 県警捜査費国賠訴訟
県警の捜査費問題で、内部告発したため不当に異動させられるなどし精神的苦痛を受けたとして、地域課の仙波敏郎巡査部長(57)が県に慰謝料など百万円を求めた国家賠償請求訴訟の第六回口頭弁論が九日、松山地裁であった。原告側は北海道警の裏金問題を実名告発した元道警幹部原田宏二氏と県警幹部ら計九人の証人尋問と仙波巡査部長の本人尋問を申請した。
原告側は原田氏の証人尋問の必要性について「自ら偽領収書を作成し、裏金を使った体験がある。仙波巡査部長の記者会見がいかに大変だったか、警察内部を十分承知している原田氏の証言が不可欠」と主張した。
ほかに証人申請したのは、同じく道警の裏金問題を実名告発した元道警幹部の斎藤邦雄氏や大洲署での裏金づくりを告発した元同署会計課職員、仙波巡査部長の異動発令に関与したとされる粟野友介本部長など当時の県警幹部ら。
同地裁は次回六月二十日に誰を採用するか決定し、九月中に尋問する方針を示した。