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愛媛県警捜査費不正支出問題
2006/04/15付愛媛新聞
架空謝礼別事件でも
民主独自調査 衆院委で追及 裏金化を指摘
県警の捜査情報流出問題を論議した衆院内閣委員会で答弁する沓掛哲男国家公安委員長=14日
 衆院内閣委員会は十四日、県警の捜査資料流出問題を論議。一九八九年、新居浜市で起きた美容師殺人事件(時効成立)の捜査報告書を入手した鉢呂吉雄氏(民主)が、情報提供謝礼を受け取ったとされる数人から独自に聞き取り調査した結果、「全員が『もらっていない』と証言しており、架空の謝礼が裏金化された可能性が高い」と追及した。
  沓掛哲男国家公安委員長は「協力者の名誉とプライバシー保護のため個別の執行状況は公にできない」との答弁を繰り返した。一方、会計検査院は「県警の内部調査状況を注視しており、結果報告を待って検証する」と強い関心を示した。
  鉢呂氏によると、同事件の捜査協力者十五人分の報告書を入手。住所や氏名、職業、生年月日、詳細な聞き込み内容が明記されている。うち一人分(二〇〇二年作成)は国会に資料提出した。
  提出された捜査報告書では「絶対に不審人物と思うのでよく調べてみては」との情報提供を受けたとして、捜査員が「重要な協力者。謝礼を交付して定期的に訪問し協力体制を確立する」と付記。鉢呂氏は「大型殺人事件には多額の捜査費が投入されており、架空謝礼が継続的に(支出され)裏金にされた疑念がある」と厳正な監査を求めた。
  吉井英勝氏(共産)の質問で、昨年十月に漆間巌警察庁長官が国会答弁した「〇五年度中の県警監査」が未実施と判明。安藤隆春官房長は「内部調査の最終報告と処分に三月末まで要した」と説明。「〇六年度の早期に監査する」と述べた。
  捜査情報流出の再発防止策として沓掛委員長は「パソコン整備は県費が原則だが、〇七年度までに国費での必要台数確保も検討中」とした。泉健太氏(民主)に答えた。
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