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愛媛県警捜査費不正支出問題
2006/04/06付愛媛新聞
なぜ報告書に名前が…
唐突謝罪 驚く市民 県警捜査資料捏造疑惑
 県警警部の私物パソコンから大量の捜査資料がインターネットに流出した問題は五日、実在しない人物への謝礼交付という疑惑に発展した。
  「何を謝罪しに来たのかさっぱり分からなかった」―。捜査報告書に名前を使われた南予の男性は、突然自宅を訪れた警察官が頭を下げ、菓子折りを差し出す姿に頭の中が真っ白になった。男性は宇和島市の吉田湾殺人死体遺棄事件だけでなく、警察に情報提供した覚えはなかったからだ。
  流出した捜査報告書に記載された情報提供者の住所、氏名を基に謝罪に回る県警。身に覚えがなく、驚きを隠せない市民。その構図が県警の捜査費不正支出への疑惑をさらに深める。
  「もし、流出資料を(捜査対象者が)見て、私の所へ来たらどうしよう」と、おびえる男性。情報提供者どころか、事件に無関係の市民まで巻き込んでいた。
  捜査費の不正支出問題とは別に、捜査手法にまで疑問を投げ掛ける。情報提供した男性も「(流出した報告書の)内容はむちゃくちゃ」と憤る。知り合い程度の捜査対象者とスナックに飲みに行ったと報告書に書かれていたという。謝罪に来た警察官は「下書きとごっちゃになった」と弁明。県警の稚拙な言い訳に、「その下書きを見せてほしい」と皮肉混じりに訴えた。
  「警察の捜査はそんないい加減なものとは知らなかった」。謝礼を受け取ったと記載された別の男性は、怒りを通り越して、あきれ顔でつぶやいた。
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