県警の捜査費不正支出問題で、地域課の仙波敏郎巡査部長(56)が実名告発して一年となる二十日を前に、仙波さんと支援弁護団(団長・薦田伸夫弁護士)が十九日、松山市内で会見し、今後も警察の裏金問題を追及していく考えを表明した。
仙波さんは「多くの人の激励を受け、弁護団のバックアップもあった。充実した一年だった」と振り返り、「県警は不正を認めていないが、真実は一つ。時間をかけても明らかにしていきたい」と決意を新たにした。
薦田弁護士は、県警が捜査費の会計資料などを全面開示しないことについて「許されるべきことではない。税金の使い道が疑われており、積極的に公開すべきだ」と厳しく批判。係争中の訴訟などでは「違法性だけでなく、裏金問題も含めて明らかにしたい」との意向を示した。
また、仙波さんを支える会(東玲治代表)は同日、市内で報告集会を開催。北海道警の裏金問題を告発した元道警幹部の原田宏二さんが講演した。原田さんは約五十人の市民を前に「この一年で、いかに警察がうそつきかということが分かったのではないか」と問い掛け、「(愛媛では)警察をチェックする機関が全く機能しないことが目立った」と話した。