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病気腎移植 継続審議に 先進医療指定 説明体制「曖昧」 厚労省部会 2016年08月26日(金)

病気腎移植の安全性や倫理的問題などを審議した厚生労働省の先進医療技術審査部会=25日午後、東京都港区

 宇和島徳洲会病院(宇和島市住吉町2丁目)が臨床研究を進めている直径4センチ以下の小径腎がんを用いた「病気腎(修復腎)移植」について、厚生労働省の先進医療技術審査部会(座長・猿田享男慶応大名誉教授)は25日、費用の一部が保険適用となる先進医療指定の可否に関する審議を始めた。腎摘出に伴うリスクや治療法選択に関するドナー(提供者)への説明体制に「曖昧な点が多い」などとして申請内容の修正を求め、継続審議となった。
 部会には医療や法曹分野の16人が出席。事前評価した部会メンバーは、小径腎がんの治療では部分切除が推奨されている点を強調し「ドナーへの説明文書に十分な記載がなく、腎摘へと誘導されかねない」「腎摘が妥当な場合の医学的条件を明確にする必要がある」などと指摘した。
 猿田座長は「日本中で移植を待っている人がいるのは分かる。非常に大切な問題で、早急に対応してほしい」と話し、指摘した点の検討を病院側に求めた。
 傍聴した徳洲会担当者は「今後の方針を検討したい」とコメント。修復腎移植を推進するNPO法人「移植への理解を求める会」の向田陽二理事長(58)は「全摘が少ないと言うが、実際に捨てられている腎臓はある。命がかかっている患者のことも考え、前向きな言葉がほしかった」と述べた。