仙波敏郎元巡査部長が出版した「現職警官『裏金』内部告発」 県警の裏金問題を内部告発した仙波敏郎元巡査部長(60)が、三月末の定年退職を機に「現職警官『裏金』内部告発」(四六判、二百三十七ページ)を出版した。
六章構成で、警察官を志した理由、妻の死や長男の松山市消防署長刺殺事件にも言及。実直な言葉で家族への思いをつづっている。県警の裏金作りや告発に至った経緯を記した場面では、生々しい会話をちりばめ、ドキュメント風に仕立てた。
仙波さんは長男の事件について「これまで県警の実態をありのままに話してきた。真実を話すためにも、一家のこれまでのマイナス面についても隠してはならないと思った」と振り返る。
真っ白な表紙を一枚めくれば真っ黒の奇抜な装丁。原稿を読んだ表装家が「正義と真実」をテーマに手掛けたという。
仙波さんは「一番には全国の警官に読んでほしい。県警の実態を市民に知ってもらい、監視の目を強く向けてほしい」と話している。講談社刊、千五百円。