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特集 捜査費不正支出2007年06月20日(水)付 愛媛新聞

県警捜査費 国賠訴訟が結審 松山地裁 9月11日判決

 県警の捜査費不正支出問題で、内部告発したため不当に異動させられ精神的苦痛を受けたとして、仙波敏郎巡査部長(58)が県に慰謝料など約百万円を求めた国家賠償請求訴訟の第十三回口頭弁論が十九日、松山地裁であり、原告、被告双方が最終弁論し結審した。判決は九月十一日。
 原告側は本件配置転換を「告発に対する報復と他の警察官への見せしめ」と強調。裏金問題の告発は警察庁に報告が必要な「特異事項」に当たることなどから、配置転換や拳銃保管措置が「本部長の指示、承認下だったのは明らか」と組織ぐるみの関与を主張した。
 仙波巡査部長は「告発から約二年半。若い警察官からは偽領収証づくりを指示されなくなったと感謝する声を聞く。裏金問題を断罪する判決を」と要望した。
 被告側は「配置転換や拳銃保管は従来、所属長の権限と責任で実施されてきた。違法となれば柔軟な判断が困難となり、組織の管理運営に支障を来しかねない」とあらためて地域課内の配置転換と位置付け、正当性を主張した。
 閉廷後、原告側は松山市内で会見。薦田伸夫弁護団長は「勝訴判決が出るのは明らか。判決が裏金問題と幹部の関与にどこまで踏み込むかに期待したい」と話した。

   
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