県警の捜査費不正支出問題で、県人事委員会は二十六日、実名告発した地域課の仙波敏郎巡査部長(57)への配置転換処分を取り消した裁決に対する県警の再審請求を却下したと発表。同処分の取り消しが確定した。却下の決定は二十五日付。
県警は再審請求理由として、仙波巡査部長の勤務状況などについて十分な判断がなく「裁決に影響を及ぼす事実に漏れがある」と主張。これに対し県人事委は「(再審に必要な)判断の漏れは認められない」と退けた。
飯利雄彦警務部長は「残念だが、県警の主張に変わりはない。(同種内容で)係争中の損害賠償請求訴訟で必要な主張を行う」とコメント。
仙波巡査部長は「県警の請求は形ばかりで、却下は当然。この結果は訴訟にも反映されると理解している」とした。
同問題で、県警は告発会見した仙波巡査部長を鉄道警察隊から通信指令室に配置転換。同巡査部長の不服申し立てを受けた県人事委が同処分を取り消す裁決をし、県警側が再審請求していた。