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2012秋季四国地区 高校野球愛媛県大会

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最終日【今治工 2 - 3× 済美】済美7年ぶりV 今治工にサヨナラ

2012年10月16日(火)
【今治工―済美】9回裏済美1死二、三塁、安楽が中前にサヨナラ打を放つ=坊っちゃんスタジアム(撮影・大津貴圭)

【坊っちゃんスタジアム】
▽決勝(13時20分)


今治工 0 0 0 1 0 0 0 0 1
済 美 0 0 0 1 0 0 0 0 2×
▽本塁打 生谷
▽二塁打 光同寺2
▽犠打 今2(小川、田村)済4(太田、林幹2、町田)
▽盗塁 今0、済0
▽失策 今1(田村)済1(林幹)
▽球審 浜田
▽塁審 亀田、川本庄、友田
▽試合時間 1時間57分

 【評】済美は最後に打線がつながり、3―2で勝利した。1―2の九回、太田と光同寺の連打と犠打で1死二、三塁。続く安楽が中前にサヨナラの2点打を放った。先発安楽は無四死球の安定した投球で、2失点完投。今治工は四回、生谷の左越え本塁打で先制。九回に木村の適時打で勝ち越したが、その裏の攻撃をしのげなかった。

◆気持ち乗っていた◆
【済美・金子捕手(全試合先発マスク)】「準決勝の勝利で気持ちが乗っていた。(先発の安楽は)疲れていたと思うので、しっかり声を掛けた。四国大会でも全員で投手をもり立てて戦いたい」

◆頭の中が真っ白に◆
【済美・町田主将(サヨナラ勝ちで優勝)】「決まった瞬間、うれしすぎて頭の中が真っ白になった。残り2週間で直せるところをすべて直し、四国大会でも全力で勝ちにいく」

◆高めに甘く入った◆
【今治工・伊藤銀投手(先発し、九回途中まで投げたがサヨナラ負け)】「(最後は)抑えようと投げ急いで、球が高めに甘く入った。四国大会では低めに丁寧に投げて、一つ一つ勝ち上がりたい」

◆経験 打撃で生きた◆
【今治工・小川主将(準優勝で初の四国大会出場)】「夏の主力が多く残り、その経験が打撃で生きた。みんなよく声が出て『全力疾走、全力発声』のモットーが守れた。次は接戦をものにできるよう強気で攻める」

【自慢の強打今治工発揮】
 今治工は自慢の強力打線が持ち味を発揮。2度リードを奪い、初優勝も見える堂々の戦いぶりを見せた。
 準決勝で最速151キロを出した済美・安楽投手を想定し、トラックの荷台に置いて角度を付けた投球マシンで朝から直球対策。本番に備えた。
 勝負どころで見られた最速148キロの速球にはファウルで食らい付いた。四回には2死無走者で生谷が「初球のストレートだけを狙った」と左翼へ豪快な本塁打。小川の安打などで得た九回1死一、二塁では木村が「多かった真っすぐを狙って、後は強気を意識した」と145キロを中前へ運び、勝ち越した。
 栄冠は逃したが、凡打でも全力疾走でベンチに戻る姿勢にスタンドからは拍手も起きた。木村は「粘り強く戦って決勝に出られたことは今後にも生きる」と手応えを感じた様子だった。(宮内佑己)

[スコアボード]
【失点 自分で取り返す エース殊勲打】
 準決勝で延長十四回サヨナラ勝ちを収めた済美。決勝も最後にドラマが待っていた。
 先発は前日218球を投げた安楽。肩の張りを押して志願した。序盤から投手戦になったが、四回に左越え本塁打で先制を許した。
 その裏、前日サヨナラ安打の光同寺が、1死二塁から適時二塁打を放ち同点。しかし九回、失策をきっかけに連打を浴び、1点のリードを奪われた。九回裏の攻撃前、上甲監督はナインを集めた。攻め切れない原因が振りの鈍さにあると指摘し、「思い切って振ってこい」と送り出した。
 先頭はけがを押して出場の太田。「絶対出ます」と宣言し、3球目を中前打した。この試合の済美は、3度の無死一塁で全て送りバントのサイン。だが好調の光同寺には、「打て」。振り抜いた打球は中前に抜けた。
 林幹の犠打で、1死二、三塁。打席は安楽。「自分のバットで返す」と、2―2からの5球目、高めの直球をフルスイングした。打球は二遊間を抜け中前へ。二走の光同寺は迷いなくホームに向かい生還した。ベンチからは選手が飛び出し、球場は沸き立った。
 7年ぶりの優勝を決めた済美。県大会を一人で投げ抜いた安楽は「夢は甲子園。まだ遠いが、近づけるよう頑張る」。四国大会の先を見据えた。(長尾翼)

秋の高校野球県大会写真特集 今治工×済美

   
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