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バリィミクス効果抜群 商品化 引く手あまた 2013年05月05日(日)

観光客が多く訪れる今治観光物産館。バリィさんの関連商品が人気を呼んでいる=2日、今治市片原町1丁目

【ゆるキャラ日本一追い風】
 2012年の「ゆるキャラグランプリ(GP)」で優勝したバリィさん。愛嬌(あいきょう)たっぷりで、関連商品も人気を呼んでいる。商品化には使用料が必要だが、申し込みは引きも切らず、経済効果は上昇の一途だ。
 バリィさんの生みの親で著作権を管理する第一印刷(今治市)によると、バリィさんの関連商品は、ゆるキャラGP2位になった11年11月は約70点、優勝した12年11月には約100点。その後、企業からの問い合わせが殺到し、13年4月末時点で契約段階も含め250点余りに急増している。
 バリィさんを商品などに使用する企業は、第一印刷に契約料と売り上げの数%の使用料を払う。バリィさんが付加価値となって商品の販売が伸び、元が取れる仕組み。
 バリィさん柄のバスタオルを10年から販売している村上タオル(同市)。村上好胤社長(57)は「GP優勝後は3、4倍の売れ行きになった」と話す。4月中旬、大阪の百貨店で新商品のドリンクホルダーを販売したところ、準備した1500個を完売。作れば作るほど売れる状態だ。
 風美堂製菓(同市)は2月から、看板商品「しまなみタルト」の包装にバリィさんを使用。2月の販売数は約200個だったが、4月には8倍の約1600個に。近藤勝裕社長(50)は「バリィさん起用で取引先の注文が増えた。使用料は十分回収できる」とする。
 関連商品は当初、文具や食品、土産物がほとんどだったが、最近は部屋のマットやスリッパ、携帯電話のアプリなどにジャンルが拡大。意外なところでは仏壇店とのコラボ商品も。
 バリィさんと人気を分け合う熊本県の「くまモン」は、12年の関連商品売り上げが約293億6千万円に達した。著作権を持つ県が無料で使用を許可していることが要因で、3月末までの許可件数は9353件に上る。くまもとブランド推進課は「くまモンは熊本をPRするツール。適切に使ってもらえるならどんどん使ってほしい」との立場を取る。
 経済効果の点ではくまモンにリードを許すバリィさん。第一印刷は「バリィさんの商品化にはクオリティーを吟味している。今後も大切にイメージを守っていきたい」と量より質で勝負する構えだ。(野田貴之)