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万長ラーメン復活 新居浜の味 親しまれ半世紀 万感の再現 長く愛して 熱烈ファン 研究重ね 10日発売 2010年10月01日(金)

以前と同じパッケージで再現した万長ラーメンを手にする木村さん

 あの新居浜の味をもう一度―。昨年、製造会社の破綻(はたん)で惜しまれつつ店頭から消えた「万長ラーメン」が復活する。新居浜市と西条市の有志が研究を重ね、同じ味を再現して商品化。「地域で愛され続けた味を地域で守りたい」との思いから地元のスーパーも連携し、10日から県内限定で発売する。
 万長ラーメンは、新居浜市の製めん会社が1959年に発売。棒状の乾めんと独特のスープが半世紀にわたり支持され、新居浜の名産品になっていた。
 製造が中止された2009年秋、同市や近隣の店では商品が次々に買い占められた。「問い合わせが多く、箱ごと購入する人もいた」と関係者は驚き、その価値を再認識したという。
 「子どもからお年寄りまで愛された商品を、自分たちの手でよみがえらせよう」。今年1月、東予の小売店関係者が集まった席で復活の話が持ち上がった。熱烈なファンでもあった数人が動き始め、5月末に個人出資の販売会社「万長」(西条市)を設立した。
 「苦労したのはレシピ。残り少ない実物をかき集め、試作を繰り返した」と同社の木村伸介さん(36)=新居浜市。「全く同じにしなければ意味がない」と社長の徳永浩二さん(43)=西条市、伊藤慎太郎さん(39)=同=の3人を中心に、練りスープの味やめんの太さなど検討を重ね、県外の会社に製造を委託した。商標権の移転登録も行い、パッケージ、段ボールまで徹底して同じにした。
 地元でスーパーの経営に携わる3人にとって、万長ラーメン復活は特別な意味がある。大手との厳しい競争に立ち向かうためにも「差別化できる商品、愛媛でしか買えない商品として地域の人に喜んでもらいたい」と木村さんは力を込める。
 販売は、県内だけで店舗展開する小型スーパー10社程度が取り扱う。10日は復活記念として、新居浜市の木村チェーン田所店(田所町)とバリュー新居浜店(喜光地町2丁目)の2店で試食イベントを実施する。(大植美香)