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[キーパーソン]来年 出場枠増やしたい 第19回俳句甲子園実行委員長 日野裕士さん(47) 2016年08月28日(日)

 高校生が俳句の出来栄えや鑑賞力を競う俳句甲子園は、2017年に20回の節目を迎える。ここ数年、毎年参加数を更新。今年は34都道府県の102校137チーム(前年応募比7校10チーム増)がエントリーするなど、人気が高まっている。来年の記念大会の構想や大会の未来像は。

◆20、21日に松山市で開かれた第19回大会の総括を。◆
 今大会は20回大会への布石として位置づけ、さまざまな取り組みを行った。おおむね好評で、成功だったと思う。初日会場の大街道商店街の暑さ対策は考えなければならない。

◆どのような取り組みを行ったのか。◆
 選手の発言時間を、1回当たり30秒までに制限するルールを導入した。これには18回大会までの反省がある。最近の高校生は上手に発言するが、それが自分の句の解説になったり、相手の発言時間をなくすための引き延ばしともとられかねない行為もあった。
 また、質疑の内容を評価する鑑賞点の上限を3点から2点に変更した。3点を付けると、句の出来栄えを評価する作品点(10点満点)をひっくり返して勝つ可能性があり、それをなくそうということになった。甲子園の基本は作品がメイン。ディベートは補助的な意味であって、よく口が達者な方が勝つという人がいるが全く逆だ。
 大会2日目には、会場そばでパブリックビューイングを初めて実施した。協賛企業のブースや屋台を出店し、当初想定を大幅に上回る約3千人の動員があった。俳句甲子園は俳句をやる人ばかりが楽しむ大会ではなく、市民にも一緒になって盛り上げてもらえるイベントにしていきたい。

◆今回から、地方大会で1チーム5千円の参加登録費が必要になった。◆
 全国大会は出場校数が36チームと決まっており、費用があらかじめ分かる。一方、地方大会は、5月中旬の締め切り時になってみないと数が分からず、資金的にも厳しいものがある。少しでも運営資金に充てたかった。
 これだけ参加校が増えてくると、いずれは参加費を取らないといけないだろうという考えは以前からあったし、エントリー数が減るのもやむを得ないと思っていたが、結果は逆に増えた。

◆第20回大会の構想は。◆
 全国大会の出場校数は、現行の36チームよりも増やす見込みだ。2、3年前から準備しており、チーム数に関しては固まりつつある。ただし、試合数が増える都合上、スケジュールはがらっと変わることが予想される。他にもさまざまなことをやろうと思っており、実行委員会でさらに話を詰めていく。

◆将来にわたり、大会を存続するために何が必要か。◆
 とにかく、組織をしっかりしたものにしなければいけない。現在、実行委員会は正会員70人、賛助会員40人で構成している。大会発足当初は、20〜30代の青年会議所の人たちが立ち上げたが、今核になっているのは40〜50代。若い人に引き継ぐために、人材を育てることが課題だ。
 実行委の岡本治会長もよく言っているが、「俳句甲子園を100回続く大会にしたい」というのが私たちの目標だ。ただ有志でやっているので、大きな目標を掲げても思いだけではやっていけない。とにかく小さな事から一つ一つステップアップし続けていく。

 【ひの・ゆうじ】 1969年松山市生まれ。建具職人として働く傍ら、2005年の8回大会から実行委員会の一員として大会運営に携わり、13年の16回大会から大会実行委員長。

※この記事の全文は8月28日の愛媛新聞紙面に掲載しています。
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