来年4月に開校予定の人間環境大松山看護学部(河原学園運営)のオープンキャンパスがこのほど、松山市花園町であり、県内外の高校生と保護者計約50人が、大学での学びや看護職への理解を深めた。
同校のオープンキャンパスは7月に続き2回目で、受験要項や看護職の魅力などを講師らが説明。体験セミナーでは、高校生が乳児を模したロボットを抱いて哺乳瓶でミルクを飲ませるなど、体験を通じて看護職や実習のイメージを膨らませていた。
愛媛大を紹介するオープンキャンパスが8日、同大で始まった。城北キャンパス(松山市文京町)では県内外の高校生らが進路選択の参考にしようと、模擬授業や施設を見学するなどした。9日は城北、樽味(同市樽味3丁目)、重信(東温市志津川)の3キャンパスである。
県内の高校卒業者の進学率は2015年度、大学・短大へが52・2%、専修学校へが23・2%だったことが4日、文部科学省の公表した学校基本調査結果(速報)で分かった。高校卒業者の就職率は22・7%で、うち県内就職率が80・9%を占めている。
県教育委員会は20日、県庁で定例会を開き、2016年度県立高校入試の5教科(250点満点)の平均点が前年度に比べ1・8点低い133・6点となり、この10年間では4番目に低かったと報告した。対象は全日制の一般入試を受験した7600人。
定例会では、16年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の市町別結果を公表する方針を決定。県教委は14年度から、同意を得た市町の平均正答率や全国平均との差などを公表している。
小学6年生と中学3年生の全員を対象にした文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が19日、全国の小中学校で一斉に行われた。県内では国公私立の小中学校421校から約2万3千人の児童・生徒が参加した。
文科省は16年度の都道府県別の結果を8月に公表する予定。
県教委は同意を得た市町の平均正答率や、学習意欲などを尋ねる質問紙調査の結果を14年度から公表している。14、15両年度は四国中央市を除く県内19市町教委が同意した。県教委は16年度の公表に関し「検討中」としている。
県私立学校審議会が28日、県庁であった。聖カタリナ女子高校(松山市)の収容定員を1050人減の1900人とする学則変更など7件の認可を適当とし、知事に答申した。
県によると聖カタリナ女子高は2016年度、普通科などで男女共学化し「聖カタリナ学園高校」に校名を変更。松山市の永代町にある看護科・看護専攻科を普通科などがある藤原町の校舎に統合する。移転後の校舎面積が現行の定員収容に必要な基準を下回るため普通科を半減の600人、総合学科を450人減の900人とする。15年度の在籍生徒数は1035人。
小学6年生と中学3年生の全員を対象にした文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が19日、全国の小中学校で一斉に行われた。県内では国公私立の小中学校421校から約2万3千人の児童・生徒が参加した。
文科省は16年度の都道府県別の結果を8月に公表する予定。
県教委は同意を得た市町の平均正答率や、学習意欲などを尋ねる質問紙調査の結果を14年度から公表している。14、15両年度は四国中央市を除く県内19市町教委が同意した。県教委は16年度の公表に関し「検討中」としている。
2016年度の県立中等教育学校入試の合格発表が15日、今治東、松山西、宇和島南の3校であり437人に喜びの春が訪れた。
3校の志願者数は642人で、倍率は前年度より0・08ポイント低い1・34倍。
各校(定員160人)の志願者数と倍率は今治東127人=0・79倍▽松山西332人=2・08倍▽宇和島南183人=1・14倍。今治東は117人、松山西と宇和島南はそれぞれ160人が合格した。
県内の中学受験がピークを迎え、9日は県立中等教育学校3校と国私立中学校2校で試験があった。受験した小学生らは緊張した面持ちで答案用紙に向かい、合格を目指した。
県教育委員会によると、県立中教校3校の志願倍率は平均1・34倍で前年度の1・42倍から低下。内訳は今治東が0・79倍、松山西が2・08倍、宇和島南が1・14倍だった。
松山市久万ノ台の松山西中教校は定員160人に対し332人が志願。県立中教校3校で唯一、前年度の志願倍率(1・84倍)から上昇している。小学生らは体育館で点呼と受験上の注意を受け、午前9時40分から教室で作文や適性検査、面接に臨んでいた。15日に合格発表がある。
9日はほかに愛媛大教育学部付属と愛光(ともに松山市)で入試が行われた。合格発表は愛光が11日、愛媛大付属が13日。
私立中学・中教校の入試は昨年12月20日の帝京冨士(専願、一般前期)を皮切りにスタート。今治明徳や松山東雲(前期)、済美平成、新田青雲で実施済み。
松山東雲は1月23日、帝京冨士は2月7日に後期試験を予定している。