
【写真】廃止される見通しとなった美川スキー場=27日午後、久万高原町日野浦
町などによると、美川スキー場は1960年、県内初の本格的なスキー場として旧美川村が開設。滑降面積約18ヘクタールと四国最大規模の施設で、ウインタースポーツブームを追い風に83年度には約6万人が来場、約2億円を売り上げた。90年代半ばにも約5万人が利用した。
しかし、スキー人気の陰りや積雪不足が重なり、徐々に利用者が減少。2004年7月から、地元の企業経営者らが設立した美川観光開発が指定管理者として運営したが、08年度の収入は3200万円まで落ち込んだ。
10年冬にスキー場は営業を休止。13年10月、老朽化したリフトの撤去を開始していた。